世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


ジャーニーマンディスティラリー コーセッツ・ウィップス&ウイスキー    66.2%

  • 蒸溜所名: ジャーニーマン蒸溜所
  • 地域: ミシガン
  • ブランド: ジャーニーマン蒸溜所
  • 価格帯: £26-70
  • 入手可能場所: コアレンジ
  • 掲載号:175号

フィービー・カルバーSCORE6.6

香り
興味をそそる香り。バーベキューの石炭の上に、肉のような匂いが折り重なっている。やがてカスタードプリン、黒板用のチョーク、オイルを染み込ませたばかりの革張りソファなどの印象が現れる。ショウガのスパイスと、かすかなヘーゼルナッツ。
カスタードプリンの甘味が増してくる。ヘーゼルナッツミルクを入れたアイスカフェラテ。フレッシュなバニラカスタードとシェリー風味のジャムを思わせる味わい。
フィニッシュ
ミルクチョコレートとヘーゼルナッツの後味が、アルコールの辛味から抜け出す。
コメント
アルコール度数に支配されているのは間違いないが、ひとたび落ち着くとスムーズで面白い味わいになる。

クリストファー・コーツSCORE6.8

香り
ライビーナ(清涼飲料水)のカシスコーディアル味や、コンデンスミルク入りコーヒーを思わせる濃厚なアロマ。その後から、バーベキューソースのスパイシーな匂いが現れる。アルコールを手懐けるには加水が必要。水を加えると、ナツメグとシナモンの香りが立ち上がる。
コーヒーリキュール、トフィー、ミルクチョコレート、ヒッコリー、ブラジルナッツなどの風味。
フィニッシュ
余韻は短く、アルコールの辛味が強い。加水すると辛味が減って、キャラメル風味が持続するようになる。
コメント
アルコールを手懐ける必要がある。ひとたび落ち着けると、シンプルで心地よい飲み口のウイスキーになる。